ちょっとかわいそうな嘘

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「泥棒と知られたくなくて勤めているふりを続けてしまった。毎朝、弁当まで作ってもらって
いたのに…」。茨城県警捜査3課と行方署に窃盗容疑で逮捕された男が2年間、「仕事に行く」
と同居女性(32)をだまし、「愛妻弁当」まで作らせ空き巣を繰り返していたことが12日、
分かった。

窃盗罪などで公判中なのは鹿嶋市旭ケ丘の無職、井坂勝美被告(33)。茨城、千葉、
福島の3県で157件、被害総額約1800万円の窃盗事件を繰り返していた。

井坂被告は女性とその息子(4)との3人暮らし。平成17年12月から19年6月の間、毎朝
9時に女性の手作りおにぎりを手に、自転車で出勤。自宅付近の山林に隠した盗品の
オートバイに乗り換え、3県を泥棒行脚していた。毎週約2万円を「給料」として女性に渡し、
残りはパチンコ代やガソリン代に費した。

井坂被告は16年までトラック運転手として働いていたが、違反や事故が重なり免許を
取り消され泥棒稼業に。約1年後、運転手時代から知り合いだった女性と恋に落ちたが、
一緒になりたい一心で「建設現場で働いている」とうそをついたという。

ソース:MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071112/crm0711121942027-n1.htm